高山・うるわし紀行(2000年 12月 )by Yuhko

 12月の第3週、私は毎日車中の人になっておりました。
福島→高山→姫路。この旅程が、今年のITブームのすさまじさを表しています。
ほぼ倍倍で、仕事量が増えた今年でした。
 でも、そんな日々の中でも、初めての土地、久しぶりの土地を踏めるのは
最高に幸せなことです。


 高山に行ったのは、就職してすぐの頃。学生時代は、サークル活動に夢中でほとんど
旅をしていなかったので、旅が珍しくて楽しくてたまらない時期でした。
 でも、久しぶりの土地でひっそりとなった町を目にするのは、つらいことです。
高山はどうかしら。駅につくまでは気が気ではありません。
 すでに、日もとっぷりと落ちて、商店街の火も見えないのでは・・
商工会議所につくなり、「町を見せてください」、とお願いすると、若い指導員の番場さんが
あちこち案内してくださいました。
 結果は、本当にいい意味での「えーー!」でした。驚き、なんて明るくて、きれいな町。
街並みを壊さないように渋い色のカラータイルを敷き詰めた道路。若い人がやって
きては開く新しくて楽しいお店。
 町の人々がこの町を本当に、愛してやまないという雰囲気があちこちから伝わってきます。


古い家が残っているだけでなく、ちゃんと人が住んでいる。
干し柿の隣に、衛星パラボラが!
朝市のコーヒースタンド!
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橋のたもとにあるお団子屋さん。朝早くから腰の曲がったおばあちゃんがもくもくとお団子を焼く。
おばあちゃんの息子さんは、おじいちゃんとおばあちゃんの大反対を押し切って飴屋を始めたそう。
今では、よかったとおばあちゃんは延々と話す。とても、とても嬉しそうに。
伝統的な郷土人形さるぼぼも現代風にデザインし直されて、かわいらしい。

 この町では、未だに毎日朝市がたつそう。暗いうちから、お客もそう多くはないのに、いくつもの露店が出ている。
自慢の品を並べ、お客に声をかけて売る朝市は商売の原点。ネットショップに似ている。
古くて、最高に新しい町。
 でも、働いているのが、おばあちゃんばかりなのはなぜ?おじいちゃんはどこに?

 
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