第4章 娯楽場のインターネット・ビジネス戦略

第1節 カラオケ店のインターネット活用戦略

日本人はカラオケ好きの国民と言われて久しく、カラオケは手軽なレジャーとして確固たる 地位を占めている。カラオケ業界の急成長を支えたのは平成4年頃から普及した通信カラオケ である。従来のカラオケに比べて、格段に早い新曲の提供と豊富な収容曲数が武器である。 通信カラオケの次に登場したインターネットにカラオケ業界ではどういう取組みをしているのだろうか。


通信カラオケメーカーが展開するカラオケ店「JOYSOUND」

「JOYSOUND」は、通信カラオケメーカー・エクシングがチェーン展開するカラオケ店である。 カラオケ店を直営することにより、カラオケ店の経営、顧客のニ−ズを探ることが目的である。 当社のホームページの目的は、「新譜をいかに早く」提供するかである。ホームページの更新は新譜 の追加ペースに合わせて2週間に一度行っている。

<<執筆担当・花井 勉>>
tsutomuhanai@ppp01.infopepper.or.jp




第2節 ゲームセンターのインターネット・ビジネス戦略

正月休みや連休を近くのアミューズメント施設で過ごす若者やヤングファミリーが増加してきた。 最近は、大手のゲームセンターは店舗の大型化とボーリング場やカラオケ店との複合化により集客力 アップを図っている。また、中小のゲームセンターは暗いイメージを払拭するために店舗の明るさ や接客態度、楽しさの提供、施設の定期点検などが必要である。


総務部長の手作りホームページに夢がある渋谷の名物『エスト・渋谷東口会館』

『エスト・渋谷東口会館』は昭和40年に開業した。ボーリング場、キャバレー、サウナビリヤード、 卓球、カラオケ、ゲームセンター、インターネットカフェ等も含む総合娯楽センターとして、渋谷の 名物になっている。当社のホームページは、企業宣伝とイメージアップのために、総務部長の保坂氏 が制作した。その後、専務やほかの社員もコンピュータの勉強を始め一気に情報化の機運が盛り上が っている。

<<執筆担当・岩間文雄>>
bic@saitama-j.or.jp




第3節 パチンコ店のインターネット・ビジネス戦略

30兆円市場といわれる娯楽の王様、パチンコ市場が大きく変貌している。 これまでのギャンブルのイメージに加え、変造カードやパチンコ台改造問題などのマイナスの イメージを健全化によって女性でも気軽に遊べるようにするなどの工夫が行われて きている。


『ピーアーク株式会社』

銀行員から転身を図った異色の庄司社長が経営するピーアークでは、業界健全化の先頭に 立ちギャンブルから消費型レジャーへ、というコンセプトのもとで変革を進める。 お客様声を常にきき、その一方でオンラインマガジンの発行など情報発信にも努める。 カード会員の特典やアンケートによるプレゼントなど情報の鮮度にこだわる。


『エフワン』

「パチンコ革命宣言」をかかげて業界の改革を目指す。特に学生をターゲットとし、画面の デザインにも工夫をくらすことで企業の紹介や採用にも活用。パチンコ8か条憲法にも その意気込みが見える。オンラインビンゴなどのアイデアのページも盛り込み、 アンケートによる顧客の声は経営に反映することで生かしている。



<<執筆担当・石橋 薦>>
fbc001@joho-fukuoka.or.jp




第4節 フィットネスクラブのインターネット・ビジネス戦略

健康志向、余暇時間の増加などを背景にバブル期頃から急速に市場が膨らんできたが、 バブルの終焉とともに業界の下降傾向が続いている。 アメリカに比べると人口に対する参加率がまだまだ低い日本で、会員の不満も多いことから インターネットによる事業活性化の可能性を探る。


『クラブマネジメント』

フィットネス専門誌が中心となりホームページ開設。最新トレンド,施設、タイムリーな 企画などを紹介するとともにアンケートに答えることで体力診断が行える。いながらにして ホームページ上で当該施設を見学したのと同じ体験が可能となる。 フィットネスの 基礎知識等の紹介のほか全国1600件のフィットネスクラブの紹介も行っている。

<<執筆担当・辻 陽介>>
YHK01034@nifty.ne.jp




第5節 テーマパークのインターネット・ビジネス戦略

明確なテーマやコンセプトを持った施設であり、巨大な遊戯施設を主に有する遊園地とも 異なる。異業態との競争激化も予想され淘汰の時代へ入ってきている。


『 ハウステンボス 』

「人と自然の共存」をコンセプトとする。敷地内には居住区があり街そのものになっている。 ホームページは情報発信のメディアとしてスタートしたが、イベントの紹介だけではなく、 クレーム受付、場内ホテル予約、グッズの通信販売なども行う。 それらの顧客の声を積極的にマーケティングに反映させている。


『スペースワールド』

”宇宙”をテーマとした世界で初めてのテーマパークである。企業紹介やイメージアップに 1日のアクセス数や、アクセス者の属性、アクセスの時間帯などのアクセス状況を詳しく 分析することで来園者の増加、売上の増加というマーケティングにも役立てている。



<<執筆担当・石橋 薦>>
fbc001@joho-fukuoka.or.jp




第6節 ゴルフ場のインターネット・ビジネス戦略

バブル崩壊後4年連続で縮小傾向にあるゴルフ市場において、一人あたりの年間プレー 回数はわずかながら増加しているものの、平均使用費用は減少していることからも 利用者のシビアな状況が伺える。


『三井不動産ゴルフクラブ案内』

開設の当初の目的は別荘の販売であったが、近隣のゴルフ場との差別化にもなっている。 利用者はホームページを見ながら予約の状況やコースレイアウトなどを確認できる一方、 宣伝広告にもなっているため、開設コストは回収できている。 社員のマインドアップにも活用され、運営されている2つのゴルフ場では情報の共有化が 行われている。


『144ゴルフクラブ』

ゴルフ場の空き状況が一目でわかるだけではなく、優待券の発行や日帰り温泉の紹介なども行っており、非常に便利である。特に掲示板では質問なども自由に書き込めるため、情報交換、交流の場となっている。 掲示板によりアクセス者同士の交流、質問などの情報交換ができるため便利である。 また過去のスコアの記録がフィードバックされるサービスも評判となっている。

<<執筆担当・木下 安司>>
BZL07154@nifty.ne.jp




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